阪神・和田監督の続投決定「来季は終わったときに一番上に」

[ 2013年10月16日 17:43 ]

オーナーに今季の報告を終え、記者会見する阪神の和田豊監督

 阪神の和田豊監督(51)が3年契約最終年の来季も指揮を執ることが16日、決まった。大阪市内の阪神電鉄本社に坂井信也オーナーを訪ね、シーズン終了を報告した和田監督は「終盤の失速を謝罪した。来季は終わったときに一番上にいられるようにしたい」と9年ぶりのリーグ優勝に決意を込めた。

 今季はリーグ戦73勝67敗4分けで昨季5位から2位に浮上したが、9月以降低迷し、クライマックスシリーズも早々と敗退した。監督は要因にスタミナ不足を挙げ「ここ数年見られる傾向。練習量、質をもう一度考えないと」と述べた。今秋のキャンプから臨時コーチで打撃指導に当たる掛布雅之氏には「チャンスでの心構えなど持っている全てを伝えてほしい」と特に課題の長打力アップに期待した。

 ▼阪神・和田豊監督の話 まずは現有戦力のレベルアップに取りかかりたい。本塁打を打てる選手がいないわけじゃない。狙い球を絞る決断力でスイングは変わる。

 ▼阪神・坂井信也オーナーの話 全般の戦いでいいところもあった。全てが采配の責任というわけではない。選手は頑張った。特に救援陣には助けてもらったし、西岡君もチームを引っ張ってくれた。

 ▼阪神・南信男球団社長の話 9月以降とクライマックスシリーズがふがいなく、Bクラスに終わった気持ちでいる。ここ数年、勝負どころで失速する傾向にある。抜本的な対策を考えないと。

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2013年10月16日のニュース