亜大がV5王手 九里完投で今季4勝目、16日勝てば決定

[ 2013年10月16日 06:00 ]

<亜大・国学院大>雨の中、9安打5失点完投した亜大のエース・九里

東都大学野球第6週第1日 亜大7―5国学院大

(10月15日 神宮)
 1回戦1試合が行われ、亜大が国学院大に7―5で先勝し、開幕7連勝を飾った。今秋ドラフト候補の九里亜蓮(くり・あれん)投手(4年)が5失点ながらも完投勝利。先発した試合では今春から6試合連続完投で今季4勝目を挙げた。亜大は16日の国学院大との2回戦に勝てば、史上3校目の5連覇が決まる。

 最後の打者を空振り三振に仕留めても、九里に笑顔はなかった。「ふがいないがなんとか勝てた。マウンドに上がったら降りたくない」。雨が降りしきる中、8回までは6安打3失点。だが、9回に3安打を浴びて2失点した。生田勉監督から「エースだから」と最後まで託されたが悔しさが残った。今春から6試合連続完投勝利で9連勝。九里が完投にこだわるのには理由がある。今春は5勝を挙げた。しかし試合終盤に打ち込まれ、完投したのは最後の2勝のみ。指揮官から「最後に打たれるから信用できない」と言われ、2回戦の先発に回された苦い経験がある。

 首位攻防戦の1回戦に勝利し、16日の2回戦に勝てば史上3校目の5連覇が決まる。九里は「何があるか分からないので、しっかり準備したい」と救援登板にも備える。

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2013年10月16日のニュース