上原、劇勝に「最高です」 9回登板は「急に言われた。無心ですね」

[ 2013年10月14日 13:08 ]

タイガースにサヨナラ勝ちし、同点満塁本塁打を放ったオルティスに抱きかかえられるレッドソックス・上原

ア・リーグ優勝決定シリーズ第2戦 レッドソックス6―5タイガース

(10月13日 ボストン)
 米大リーグのプレーオフ、ア・リーグのリーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第2戦が13日(日本時間14日)にボストンで行われ、レッドソックス(東地区優勝)がタイガース(中地区優勝)に6―5でサヨナラ勝ちし、1勝1敗のタイに戻した。上原は9回に4番手で登板して1回を3者凡退に抑え、ポストシーズン初勝利を挙げた。

 上原は5―5の9回にマウンドに上がると、9番ケリーをスプリットで二飛、ジャクソンは速球で追い込んでからスプリットで空振り三振に斬り、ハンターは速球で遊飛に打ち取った。味方打線はその裏、無死三塁からサルタラマッキアが左前適時打を放ってサヨナラ勝ち。5点のビハインドをひっくり返して白星を手にし、1勝1敗のタイに戻した。

 上原は試合後、テレビ中継のインタビューに答え、「最高ですね。ホンマに」と喜び爆発。9回からの登板は「急に言われた」と明かし、それでも「逆に開き直れて良かった。考える間もなく(マウンドに)上がった。無心ですね」と顔を紅潮させて振り返った。

 8回のオルティスの同点満塁本塁打については「まさかですよね」と驚いた様子。劣勢を跳ね返しての白星に「今日の勝ちは大きいですね」とうなずき、第3戦以降へ向けて「全力投球するだけです」と熱投を誓った。

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