キラ、藤浪粉砕弾「軌道分かっていた。いいスイングできた」

[ 2013年10月12日 18:32 ]

<神・広>5回2死一、二塁、3点本塁打を放ち、前田健(中央)らとハイタッチをかわすキラ。左は菊池

 初のCS進出、甲子園に駆けつけたカープファンの期待に応える一発だった。1―1で迎えた5回2死一、二塁。2ボール1ストライクからの4球目、藤浪の投じたカットボールをキラのバットが完璧にとらえた。

 ライナー性の打球は右翼席へ飛び込む勝ち越しの3ラン。「カットボールだと思う。前の打席も含め何球か見ていたから軌道は分かっていた。いいスイングができた」。4番に座る助っ人は満足そうに振り返った。

 初回の第1打席は1死一、二塁の先制機に見逃しの三振に倒れたが、それを無駄にはしなかった。4回に先制につながる中前打を放ち、そして第3打席で一発。中7回にも中前打を放ち、初のCS初戦で猛打賞の活躍だった。

 「とてもいいゲームができた。マエケンもいいピッチングをしたし、他の選手もいいプレーをした」とキラ。そして、こう続けた「でも、まだ明日がある」。

 CS進出だけで満足するつもりはない。視線はファイナルステージ、その先の日本シリーズへと向けられている。

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