落合GM、会見で抱負「優勝するチームつくらないと意味ない」 

[ 2013年10月11日 15:46 ]

就任会見で、記者の答える落合GM

 中日のゼネラルマネジャー(GM)に就任した元監督の落合博満氏(59)が11日、名古屋市内で記者会見し「優勝するチームをつくらないとやる意味がない。谷繁新監督をどうやってバックアップするか。何とか一肌脱いで手伝えということで、お受けすることになった」と抱負を話した。

 来季は谷繁元信捕手(42)が選手兼任監督として指揮を執る。球団は今季セ・リーグ4位と低迷したチームの立て直しや新監督へのサポートを充実させるため初のGM職を設置した。落合GMは「この仕事を引き受ける以上は戦力をつくれなければ、すべて私のところに責任がある」との決意を語った。コーチ陣や戦力補強については「これから社長とじっくり話したい」と話すにとどまった。

 落合GMは2004年から11年まで中日の監督を務め、4度のリーグ制覇と、1度の日本一に導いた。その手腕を買われ、白井文吾オーナーからGM就任を要請された。

 ▼中日・落合博満ゼネラルマネジャーの話 新監督と話し合い、バックアップしていければいい。現場はすべて監督に任せ、表に出ることはほとんどない。優勝するチームをつくらないとやる意味がない。勝負事はそういうこと。

 ◆落合 博満氏(おちあい・ひろみつ)社会人の東芝府中から79年にロッテに入団。82、85、86年に三冠王に輝いた。87年に中日、94年に巨人に移籍。97年から日本ハムでプレーし、98年を最後に引退。最優秀選手(MVP)を2度受賞し、首位打者、本塁打王、打点王を各5度獲得した。04年から8年間、中日監督を務め、4度のセ・リーグ優勝。07年はリーグ2位からクライマックスシリーズを勝ち抜き、53年ぶりの日本一に導いた。11年に野球殿堂入り。秋田県出身。59歳。

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