無敗の最多勝投手は初　投手タイトル３冠以上２度なら４人目

＜楽・オ＞お立ち台で満面の笑みを浮かべる田中

パ・リーグ 楽天７－３オリックス

（10月8日 Ｋスタ宮城）
　楽天の田中が無傷の２４連勝。昨季からは２８連勝となり、自身が持つ、開幕、シーズン、連続シーズンの各連勝記録をいずれも更新した。

　田中はこの日がレギュラーシーズン最後の登板になりそう。規定投球回以上でシーズン無敗は８１年間柴（日本ハム）以来４人目だが、無敗の最多勝投手は田中が初めてだ。なお、１人で貯金２４以上は６１年稲尾（西鉄＝貯金２８）以来５２年ぶり６人目（８度目）になった。

　田中の防御率は１１年から１・２７→１・８７→１・２７と３年連続１点台。パでは０７～１１年ダルビッシュ（日本ハム）の５年、５６～５９年稲尾の４年に次ぐ３位の年数になった。また、１１年以来自身２度目の防御率、勝利、勝率の３部門制覇が濃厚。投手タイトル３冠以上を２度マークすれば、稲尾の３度、斎藤雅（巨人）、斉藤和（ソフトバンク）の各２度に次ぎ４人目になる。