鹿児島城西高野球部、2年生が1年生に熱湯 入院1週間のやけど

[ 2013年10月8日 11:39 ]

 鹿児島県日置市の鹿児島城西高で8月、野球部の1、2年生4人が1年生の部員に熱湯をかけ、入院1週間のやけどを負わせたことが8日、学校への取材で分かった。

 学校によると、4人は8月20日、男子寮の食堂の給湯器から熱湯をくみ、浴場で1年生1人にかけた。被害に遭った部員は左太ももがただれ、保護者に連絡を取ろうとしたが、携帯電話を取り上げられた。発覚を恐れた4人に「股ずれということにしておけ」と口裏合わせもさせられた。

 学校は4人を無期限の自宅謹慎と部活停止とし、日本高野連は4人の公式試合への出場を1カ月間停止、同校を注意処分とした。被害部員の保護者は、日置署に被害届を出した。

 秋武達朗校長は「あってはならないことでおわび申し上げたい。被害生徒が落ち着いた学校生活を送れるよう支援していく」とした。

 鹿児島城西高は強豪校。2011年にも野球部員が現金を盗むなどの不祥事があった。

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2013年10月8日のニュース