パイレーツ “黒染め”4万人超が後押し!一丸王手!

[ 2013年10月8日 06:00 ]

<パイレーツ・カージナルス>リーグ優勝決定シリーズまであと1勝とし、喜ぶパイレーツナイン

ナ・リーグ地区シリーズ第3戦 パイレーツ5―3カージナルス

(10月6日 ピッツバーグ)
 パイレーツが6日(日本時間7日)、カージナルスとの第3戦を制し、2勝1敗でリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。今シリーズ初の本拠地での一戦は、アンドルー・マカチェン外野手(26)の呼びかけでスタンドが真っ黒に。異様な雰囲気の中、ファンの後押しを受けて8回に決勝点を挙げた。また、ドジャースは14安打13得点でブレーブスに逆転勝ちし、地区シリーズ突破にあと1勝とした。

 海賊旗がはためき、チームカラーの黒に染まったスタンドが揺れる。21年ぶりのポストシーズンを戦う海賊軍団を、PNCパークを埋め尽くした史上最多4万489人の大観衆が地鳴りのような歓声で後押しした。

 同点に追い付かれた直後の8回だ。「球場の空気やエネルギーが凄い。楽しんでプレーできている」という今季本塁打王のアルバレスが1死一、二塁から勝ち越し右前打。マーティンも左前適時打で続き「今はチームが高いレベルの自信を持っている」と胸を張った。

 昨年まで北米4大プロスポーツのワーストとなる20年連続負け越しを記録した「お荷物球団」がワイルドカードから進撃しファンの熱狂ぶりが広がる。前日にはマカチェンがツイッターで「黒い服を着てきて」と呼び掛け、満員のスタンドはナインが「ブラックアウト(停電)」と呼ぶ独特の雰囲気に。2安打2四球のマカチェンは「ここのファンは今までプレーオフを見たことがないので、10人目の選手のつもりで応援してくれている。心強い」と感謝した。地区シリーズ突破まであと1勝。クリント・ハードル監督は「いつも通り準備して臨むだけ」と意気込んだ。

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2013年10月8日のニュース