無敗で締める!大谷、斎藤に刺激受けた Wファンサービスも

[ 2013年10月4日 14:55 ]

札幌の室内練習場でキャッチボールする大谷

 日本ハムの二刀流ルーキー大谷翔平投手(19)が、4日のソフトバンク戦(札幌ドーム)で今季最後の先発登板に挑む。3日は、札幌市内の室内練習場で最終調整を行った。6月1日の中日戦で初勝利を挙げた札幌ドーム。8月23日オリックス戦(京セラドーム)以来の4勝目を挙げ、無敗のまま、プロ1年目のシーズンを締めくくる。

 今季最後の登板を翌日に控えても、普段と表情は変わらない。大谷は約30分間、キャッチボールなどで投球フォームを確認。今季一番登板間隔の短い中7日で本拠地のマウンドに向かう。

 「最後の3連戦。頭を取れれば、いい流れになる。ゼロで抑えたいし、(3連戦の)頭なので1イニングでも多く投げたい」

 前回先発した9月26日ロッテ戦(札幌ドーム)では制球に苦しんだ。5回を2安打に抑えたが、7四死球で3失点。開幕からの不敗神話(3勝0敗)は続いたが、逆転勝ちで黒星を免れただけだ。8月23日オリックス戦以来42日ぶりの白星でラスト登板を飾りたい。

 前日、右肩痛から復帰した斎藤が今季初の1軍マウンドを踏んだ。4回0/3で6失点とほろ苦い結果に終わったが、先輩の生きざまをしっかりと見届けた。「(早実時代の)甲子園(で投げる姿)をずっと見てきましたし、そこを目標としていた。初回を抑えたし、先頭も切っている。刺激になりました」。この日、その斎藤とニアミス。大谷が練習を終え、サインを求めるファンに応じていると、寮に立ち寄った斎藤もファンへの対応を始めた。2月の2軍の沖縄・国頭キャンプ以来のダブルファンサービスだ。

 「1年をいい形で終われれば、来年にもいい形でつながる」。舞台は大勢のファンが待つ札幌ドーム。150キロを超える剛速球を投げ込み、勝って締める。

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2013年10月4日のニュース