千葉のファウルに喝采 大学でも「カット打法」貫く

[ 2013年10月1日 06:00 ]

<花巻東・鳴門>1回1死、花巻東・千葉は6球目を三塁方向にファウル。これがこの試合で唯一のファウルとなった

東京国体1回戦 花巻東1―11鳴門

(9月30日 八王子市民)
 東京国体の高校野球硬式の部は9月30日、八王子市民球場で1回戦1試合、準々決勝2試合が行われた。今夏甲子園で「カット打法」で話題を呼んだ花巻東(岩手)の千葉翔太外野手(3年)は、鳴門(徳島)戦に「2番・中堅」でフル出場したが、4打数無安打に倒れた。チームは甲子園準々決勝で破った相手に1―11で敗れた。1日は準々決勝2試合が行われ、4強が出そろう。

 その瞬間、観客から温かい拍手が起こった。初回1死。花巻東の1メートル56の千葉が、フルカウントからの6球目を三塁線に鋭い打球のファウルを放った。「集中していたので、歓声はほとんど聞こえなかった。何としても出塁してつなぎたかった」。4打数無安打、ファウルは1球で高校最後の公式戦を終えたが、再び拍手を浴びた。

 今夏甲子園では2回戦からの3試合で計96球を投手に投げさせた。だが、準決勝の延岡学園(宮崎)戦では生命線の「カット打法」を審判部から「禁止」された。高校野球特別規則では審判の判断次第でバントと見なされる旨が伝えられたために、自身のスタイルを封印せざるを得なかった。

 「騒動とかは思っていなかった」と振り返るが、岩手に戻った際には「地元の方から“お疲れさま”とたくさん言っていただいた」という。今後は大学進学を希望しており「大学でも今まで通りにやりたい」とスタイルを継続することを宣言した。小柄な野球少年に夢を与えられる選手になるため、次のステージでも「千葉打法」に磨きをかける。

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