遅刻のDeNA・井納 36年ぶりG戦完投勝利 球団新人で77年斉藤以来

[ 2013年9月29日 06:00 ]

<D・巨>完投勝利の井納(右)を迎える中畑監督

セ・リーグ DeNA7-2巨人

(9月28日 横浜)
 DeNAが4勝18敗1分けと、大きく負け越していた巨人との最終戦で意地を見せた。打線が4回に5安打7得点を集中し、菅野を攻略。先発の井納は球団の新人では77年の斉藤明夫以来、36年ぶりの巨人戦完投勝利で5勝目を挙げた。

 「後先考えず、初回から全力で飛ばした。完投は意識していなかった」とうれしそうに話した。

 この日は人気ドラマ「半沢直樹」にちなんだ「倍返し!チケット」を限定販売。7―2で見事に倍返しが成立し、対象チケットを購入したファンがお立ち台の井納、荒波と記念撮影を行った。

 中畑監督が24日の阪神戦(甲子園)で辞意表明後、初の本拠地試合。スタンドには「中畑監督辞めないで」「清と戦いたい」と書かれたプラカードも。指揮官は「うれしいね。今後のことは考えず、最後まで野球に集中したい」と話した。

 ▼DeNA・友利投手コーチ(前日練習に遅刻した井納に)きょうのミーティングも遅れたから、結果で判断すると言った。一人だけ日本シリーズの緊張感だったと思う。よく完投した。

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2013年9月29日のニュース