楽天 11月下旬に仙台Vパレード 11・23最有力

[ 2013年9月28日 06:00 ]

星野監督の元へあいさつに行く楽天初代監督の田尾氏

 杜の都に歓喜の紙吹雪が舞う。26日に球団創設9年目にして初のパ・リーグ制覇を成し遂げた楽天の「優勝記念パレード」が、地元・仙台市内で11月下旬に行われることになった。祝日である11月23日を最有力とし、日曜日の翌24日なども含めて最終調整している。

 関係者によると、すでに宮城県、仙台市などが中心となって準備をスタート。日本シリーズ(10月26日~11月3日)、アジアシリーズ(11月15~20日、台湾)を全て戦うことを想定した日程となる。楽天の立花陽三球団社長も優勝パレードについては「やる方向で動いています」と話しており、優勝チームとして仙台に凱旋する来週中にも実施日が発表される。

 人口約100万人の仙台でパレードが開催されるのは、実は楽天にとって2度目となる。球団創設1年目のシーズンを前にした05年1月22日。仙台市内で新球団の出陣イベントが行われ、当時の田尾監督、エース・岩隈(現マリナーズ)らが約3万人のファンが集まる中で繁華街を約1キロにわたってパレードした。

 それから8年を経て、今回は正真正銘のVパレードだけに、沿道には数十万人のファンが集まることが予想される。コースは安全面なども考慮した上で最終決定するが、JR仙台駅東口から本拠地・Kスタ宮城までの「宮城野通り」(約3キロ)が有力。自転車道などが整備された同所の一部分は「イーグルロード」の愛称でも呼ばれている。

 星野監督が沿道のファンの大歓声に応え、エース・田中が笑顔で手を振る。CS、日本シリーズも制して日本一となっての凱旋となれば、杜の都は最高の盛り上がりを見せるに違いない。

 ≪最近のVパレード≫

 ☆05年ロッテ 11月20日、千葉市中心部と幕張新都心の2カ所で開催。本拠地を千葉に移して14年目での日本一に、計24万人のファンが集結。約300キロ分の新聞紙を切った紙吹雪が用意された。

 ☆12年日本ハム 11月24日、札幌駅前からススキノ交差点までの約1・3キロを1時間かけて行進。快晴ながら気温2度の寒空の中、10万人のファンが詰めかけ、3年ぶりのリーグ制覇を祝福した。

 ☆12年巨人 11月25日、3年ぶりの日本一を祝して銀座パレードを敢行。東京・日本橋三越本店前を出発点に、2階建てのバス3台で2・3キロを走行。約38万人のファンが声援を送った。

続きを表示

2013年9月28日のニュース