データで見る楽天の強さ エース奮投に打線はAJ砲が軸

[ 2013年9月27日 07:44 ]

<西・楽>優勝しファンの声援に応える星野監督(左)ら楽天ナイン 

パ・リーグ 楽天4-3西武

(9月26日 西武D)
 楽天が球団史上初の優勝を決めた。投手では22勝の田中、打線ではMJ砲の活躍が光ったが、悲願を果たした楽天の戦いぶりをデータで振り返ってみる。

 ☆9年目の頂点 楽天が創設9年目で初優勝。10年未満の初優勝は史上6球団目になる。指揮を執った星野監督は88、99年中日、03年阪神に次ぐ3球団目の胴上げ。両リーグ制覇は6人目で、3球団優勝は三原(巨、西鉄、大洋)、西本(大毎、阪急、近鉄)に並ぶ最多記録だ。また、星野監督は現在66歳。00年長嶋監督(巨)の64歳を超える最年長優勝監督にもなった。快進撃の一因は守備力の安定。59失策はパ最少で球団初のリーグ最少になりそうだ。

 ☆MJ砲が打線の軸 打率.320の銀次を筆頭に7人が規定打席をクリア。昨季は3人だけだったが、今季は07年に並ぶ球団最多人数とメンバーが固まった。躍進の銀次は2ストライク以降に打率.339の猛打。規定打席に達した両リーグ57選手の中で、唯一の3割台と粘りの打撃で急成長した。両助っ人の補強も奏功。マギーが27本塁打、90打点のチーム2冠なら、球団初の全試合先発4番となりそうなジョーンズも25本塁打と期待に応えた。殊勲弾もジョーンズ、マギーがともに14本。楽天初の2桁殊勲本塁打のそろい踏みを果たし、互いに効果的な一発を放った。また、勝利打点が球団最多の12ずつ。2点差以内の勝率が昨季の.452から.607に急上昇したが、2点差以内の勝利試合でジョーンズが決勝打を6本、マギーが5本。助っ人の活躍で接戦をものにした。

 ☆新人の奮闘とエースの記録的活躍 則本は両リーグ13人目の新人開幕投手を務め14勝。07年田中の11勝を上回り、楽天新人の最多勝利を更新した。過去、ルーキー開幕投手の球団が優勝した例は50年の毎日・榎原、59年の巨人・伊藤があるだけ。則本の力投で54年ぶりにVへと結びついた。そして、優勝の立役者はもちろん田中。先発25試合全てでQS(6イニング以上、自責点3以下)を達成し、プロ野球記録の22連勝を成し遂げた。貯金20以上で優勝に貢献するのは64年バッキー(神)以来49年ぶり16人目となった。過去15人の球団の全貯金における自身の貯金の割合を見ると、43年藤本の85%が最高。田中はこれに並ぶ85%と球史に残る圧巻の内容だった。

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