岩隈14勝!2・66で最優秀防御率タイトルに望み

[ 2013年9月27日 06:00 ]

ロイヤルズ戦に先発し、8回を4安打無失点で14勝目を挙げたマリナーズ・岩隈

ア・リーグ マリナーズ6―0ロイヤルズ

(9月25日 シアトル)
 マリナーズの岩隈はロイヤルズ相手に8回まで投げて14勝目(6敗)。23イニング連続無失点で防御率を2・66とし、初タイトルの可能性を残した。

 シーズンを通じて一度もローテーションを外れなかった岩隈に、最優秀防御率のご褒美が届くかもしれない。8回を101球で4安打無失点9奪三振。防御率を2・66とし、残り1試合の登板を残す上位2人に0・02差に肉薄した。メジャー初完封は来季以降にお預けとなったが「最後の登板でもあったので、いい集中力で自分の投球ができた」と笑みを浮かべた。

 集大成のような投球だった。4回には先頭ホスマーに安打を許しながら、続く4番バトラーを伸びのある速球で遊ゴロ併殺打。丁寧にコーナーを突き、打者の手元でボールを動かす。連打は一度も許さず「全部が良かった」と自画自賛した。

 14勝は昨季の9勝を大きく上回り、投球回数219回2/3は、ダルビッシュや黒田を上回り、リーグ2位の成績。昨季は6月まで中継ぎで、開幕からローテーションに入ったのは初めてだったが「日本よりもきつい。でも、やり切れて自信になった一年」と話した。

 エリク・ウェッジ監督も「彼はずっと力強かった」。12年連続でプレーオフ進出を逃したチームの中で、MVP級の働きを見せた右腕を称えた。

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2013年9月27日のニュース