楽天 1年目38勝97敗1分から8年後の歓喜の優勝

[ 2013年9月26日 22:09 ]

<西・楽>星野監督を胴上げするナイン

 プロ野球楽天が26日、球団創設9年目で初のパ・リーグ優勝を決めた。本拠地の仙台市が大きな被害を受けた2011年の東日本大震災を乗り越え、就任3年目の星野仙一監督(66)の下で栄冠を勝ち取った。

 楽天は2005年からNPBに参加。04年6月にに近鉄とオリックスの球団合併問題が浮上、パ・リーグは5球団となり、リーグ存続も懸念される事態となった。9月に楽天・三木谷社長がプロ野球への新規参入を検討すると表明、ライブドアとの争いを制し、新球団としてプロ野球に参入。初代監督として田尾安志氏が就任。その後分配ドラフトを経て40選手の楽天入団が決定した。ドラフトでは、明大の一場靖弘を自由獲得枠で獲得するなど6選手を指名。オリックスに分配され、入団を拒否していた岩隈や、山崎ら他球団で戦力外となった選手を次々と獲得した。

 だが、フロントもチームも「急造」感は否めなく、35歳以上が17人。ロッテとの開幕戦は、岩隈が完投し白星を飾ったが、第2戦は0―26という大差で敗れるなど、その後は負けが込み、8月29日には早くも最下位が決定。5位の日本ハムに25ゲーム差を付けられ、最終成績は38勝97敗1分。首位とは51・5ゲーム差に終わり、5位にも25ゲーム差。田尾監督の解任が決まった。

 2005年当時から楽天に所属し、今も楽天にで現役を続けているのは高須、牧田、中島、小山の4選手。

 同年オフに当時シダックスの監督だった野村克也監督を招へい。06年シーズンも開幕から5連敗を喫するなど苦戦し、47勝85敗4分の最下位に終わった。だが、その年のドラフトで4球団競合の末、駒大苫小牧・田中将大の交渉権を獲得した。

 07年は山崎が43本塁打、108打点で本塁打&打点の二冠、田中が球団初の新人王を獲得するなど活躍を見せ、球団創設3年目で初の最下位脱出。最終成績は67勝75敗2分で4位だった。

 08年は開幕から4連敗を喫するもその後7連勝し、4月3日には球団史上初の単独首位にも浮上した。シーズン成績は65勝76敗3分の5位に終わったが、岩隈が21勝をマークし、投手3部門のタイトルを独占し、MVPに選ばれた。

 09年は岩隈が13勝、田中が15勝、永井が13勝を挙げる活躍を見せ、球団史上初のCS進出、初のAクラス入りが決定。最終的には77勝66敗1分で2位となり、初のシーズン勝ち越しも決めた。CSでもソフトバンクを下し第2ステージに進出したが、日本ハムに敗れる。

 この年で野村監督が退任。広島監督も務めたブラウン氏を新監督に迎えたが、4年ぶりの単独最下位となり、シーズン終了後、ブラウン監督の解任を発表。後任に星野監督が就任した。

 11年には東日本大震災の影響で序盤は本拠地で試合ができないなどの影響もあり、結果的には66勝71敗7分の5位。だが、田中が19勝、防御率1・27をマークし、最多勝、最優秀防御率、最優秀投手、最多完封の4冠を獲得。さらに沢村賞、ベストナイン、ゴールデングラブ賞、最優秀バッテリー賞も獲得する活躍を見せた。

 12年は1月に岩隈が米大リーグ・マリナーズに移籍。前半戦は3位で折り返したが、後半戦に失速し67勝67敗10分の5割ながら、4位に終わった。オフにはA・ジョーンズ、マギーなどの補強もあり、今季、エース田中の大活躍を軸に、優勝まで駆け上がった。

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