西武・石井と一問一答 日米通算200勝は「全く興味がない」

[ 2013年9月24日 19:17 ]

引退会見を行い、笑顔で報道陣の質問に答える石井一久

 西武の石井一久投手(40)が24日、埼玉県所沢市内の球団事務所で会見し、今季限りで現役を引退することを表明した。

 スーツ姿で現れた石井は時折笑みを浮かべて現役生活を振り返った。

 ――現在の心境は。

 「長かったなと思う。充実した野球人生だったので、満足して人生のセカンドステージを迎える」

 ――どんな22年間か。

 「野球だけじゃなくて、人生そのものにいろいろなものを与えてくれたと思う。それに恩返しできればいいと思う」

 ――やり残したことは。

 「やり残したことを取り返せるわけじゃない。グチグチ考えるよりは忘れてしまったほうがいい」

 ――印象に残る打者は。

 「(米大リーグ通算最多本塁打記録保持者の)バリー・ボンズ。当時は世界一の打者。対戦できて幸せだったし、他に感じたことのない空気感があった」

 ――日米通算200勝が近い。

 「全く興味がない。あまりそこに価値を置いていない。自分の頑張ってきたことが、次のステップにつながるかの方が大事」

 ――同僚に伝えたいことは。

 「けがをせずに野球人生、楽しく最後を迎えてほしい。野球をやっていて人をライバルと思ったことない」

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