長野 2年連続V打「菅野が頑張っていたので早く援護したかった」

[ 2013年9月23日 06:00 ]

<巨・広>4回2死一、二塁、勝ち越しの右適時二塁打を放つ長野

セ・リーグ 巨人2-1広島

(9月22日 東京D)
 巨人・長野らしい、力強い逆方向への弾道だった。同点の4回2死一、二塁。力強く振り抜いた。右翼フェンス直撃の勝ち越し適時二塁打。節目に強い男らしく、またも長野が歓喜の瞬間を彩った。

 「菅野が頑張っていたので早く援護したかった。阪神の結果どうこうではなく、勝って決められて良かった」

 昨年9月21日のヤクルト戦(東京ドーム)でもリーグ優勝を決める決勝の2点左前打を放っていた。2年連続の、優勝決定日の決勝打。「いや、きょうはもう優勝は決まっていたので」と謙遜したが、今年は殊勲打が目立った。これで勝利打点はチームトップ・村田の14度に次ぎ12度目。阿部の10度も上回っている。

 10年の入団以来、11年に首位打者、昨年は最多安打と着実に成長を遂げてきたヒットマンも、4年目にして苦しんだ。春にはWBCに出場。不動の1番として期待されたが、本番前の強化試合から不振が続いた。シーズンにもそれを引きずる形で開幕を迎え、ここまで打率3割に乗せたことは一度もないまま。6月には8番まで打順を下げられた。「恥ずかしい数字でチームにも申し訳ない気持ちです」。それでも全力プレーを怠ることはなかった。守備では「以前から狙っていたし、一塁手のロペスとも打ち合わせていた」というライトゴロを2度も完成させた。1度目は5月15日ロッテ戦(東京ドーム)でグライシンガーを、2度目は9月12日DeNA戦(同)でブランコを。年間2度のライトゴロは09年のヤクルト・ガイエル以来4年ぶり。7月からはバットも上昇気流を描き、ここまで153安打は2年連続最多安打を狙える位置にいる。

 4年目で主力として、中心選手としての自覚も深まった。8月末には坂本が不振にあえいでいると「決起集会をやりましょう!」と村田、実松らに声を掛け、都内で酒を酌み交わした。「僕もまだまだなんで、一緒に決起させてください」と笑いを誘ったムードメーカー。「戦い半ば」という指揮官の言葉に呼応するように言った。「まだまだCSも、その先もありますし。頑張ります」。リードオフマンの闘争本能は、少しも衰えていない。

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