武豊がマー君偉業分析「２２連勝、決して偶然ではない」

パ・リーグ 楽天７－３日本ハム

（9月21日 札幌Ｄ）
　競馬界の第一人者、武豊騎手（４４）も開幕２２連勝を達成した楽天・田中を祝福した。「それにしても凄い記録ですね。あそこまで勝ち続けるには、偶然が入り込まない、何か絶対的な理由があるはず。この連勝は偶然でなく必然でしょう」と、田中の快挙を分析した。

　熱烈な阪神ファンとして知られ、阪神－巨人戦の始球式をディープインパクトの勝負服を着て務めた（０６年７月１９日、甲子園）こともある野球通の同騎手。自身も０５年に騎乗機会一日６連勝（９月２４日阪神競馬１、３、５、６、７、９Ｒ＝ＪＲＡ記録）を達成した、騎手界最強の「連勝男」。心技体が整った時の「必然的勝利」の感覚は、よく分かるようだ。

　「無傷の２２連勝は世界に誇るべき記録ですからね。投球術とか詳しいことは素人の僕には分かりませんが、決して偶然ではないはずです。自分では言わないでしょうけど、田中投手自身が、そのことを一番感じているんじゃないかな。次も勝てると心の中は自信に満ちているはずですよ」。無敵モードの心中をそう分析してみせた武豊騎手。１０月６日にはフランスで行われる競馬の世界一決定戦「凱旋門賞」に今年のダービー馬キズナ（牡３＝佐々木厩舎）で挑むが、ディープインパクトの子キズナも現在４連勝中。同騎手も無敵モードの精神状態で大一番に挑むのかもしれない。