選手会・嶋会長 球界再建は「次のコミッショナーの人選次第」

[ 2013年9月20日 06:00 ]

次期コミッショナーへの期待を口にした選手会・嶋会長

 加藤コミッショナーの辞任を受け、労組・日本プロ野球選手会からは球界再建を望む声が上がった。嶋基宏会長(楽天)は「今後、良くなるか悪くなるかは次のコミッショナーの人選次第。野球界が良い方に向かっていくような方を選んでいただきたい。選手会とNPBが協力してプラスになっていけば」と期待を込めた。

 選手会は6月27日、統一球の変更を知らなかったとする加藤コミッショナーの態度を問題視し、NPBに要望書を提出。「強いリーダーシップを発揮できるコミッショナーが必要」と訴え、事実上の退任要求を突きつけた。それから約3カ月後の突然の辞任劇となり、松原徹事務局長は「なぜこのタイミングなのか、という疑問はあるが、球界の将来のため、リーダーシップの取れる強いコミッショナーの下で立て直してもらいたい」と話した。

 ≪現場の声≫

 ▼巨人・原監督 (野球が)グローバルになってきた中で統一球を取り入れたのは大きな英断で功績だと思っています。

 ▼DeNA・中畑監督 もっとスピーディーな対応があってもよかったし、ここまで引っ張ったのならシーズンが終わってからすべきだったのではないか。野球に集中させてほしい。きょうやることではないと思う。

 ▼ロッテ・伊東監督 個人的にはWBCなどでお世話になった方。野球好きで、これまで尽力されてきたと思う。

 ▼楽天・星野監督 ノーコメント。今はチームのことに集中している。

 ▼ヤクルト・宮本(労組・日本プロ野球選手会元会長)何でこの時期なのか。全てが終わってからでもよかったとは思いますが、ちょっとよく分かりません。

 ▼阪神・新井(労組・日本プロ野球選手会前会長)ペナントレースも終盤で、どうして、このタイミングで辞任されるのかなと思いますね。(後任のコミッショナーは)選手会も要望書を出している通り、強いリーダーシップを発揮できる方になってもらいたいですね。

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2013年9月20日のニュース