ソフトB・寺原 あと一人で13球団勝利逃す「失投です」

[ 2013年9月18日 06:00 ]

<楽・ソ>6回2死一塁で岡島にタイムリー三塁打を浴びる寺原

パ・リーグ ソフトバンク5-7楽天

(9月17日 Kスタ宮城)
 迎えのバスの前で、悔しさを押し殺し、反省の弁を語ろうとした。だが、ソフトバンク・寺原の声と重なるようにヒーローインタビューを受けるマギーの声と観客の歓喜が重なった。

 あと一人、1アウトだった。だが、2点差とされた5回2死満塁。真ん中へ入った135キロのスライダーをマギーに左翼席へと運ばれ逆転満塁弾を浴びた。6回10安打7失点。史上3人目の13球団勝利は消え去った。

 「外のスライダーが甘く入った。マギーの前の打者を抑えなければいけなかった。失投です」

 昨オフ、オリックスからFA宣言し、7年ぶりに古巣へ復帰した。11年6月6日の阪神戦(甲子園)で王手をかけて以来、13球団勝利へ残り1球団だった楽天戦は6度目の挑戦だった。初回1死満塁のピンチはマギー、枡田を連続空振り三振で切り抜けたが、6回にも2死から3連打でさらに2失点。7失点のすべては2死からだった。潜在する苦手意識はぬぐえていない。「(先発の)軸として考えているから踏ん張ってほしかった」と高山投手コーチは悲しげな表情だった。

 天候にも泣いた。プレーボールの7時間前はまだ福岡空港の搭乗口。台風18号の影響で移動予定だった前日の仙台便が欠航したからだ。当日移動の到着は午後1時前。宿舎で一息つく間もなく、空港からKスタ宮城へ直行する強行軍だった。「いい方へとらえてやるしかないです」と気丈に話した背番号11だが、5回2死、勝利投手目前で乗り越えられなかった。

 CSでも対戦することになる寺原の楽天戦は通算0勝6敗。「気持ちの弱さだ。それしかない。他になにがあるんだ?」。就任5年目で通算300敗目を喫した秋山監督は寺原への不満をぶちまけた。首位とのゲーム差は15試合で8・5となった。3連勝が絶対条件だった逆転優勝へのともしびは、ほぼ消えた。

 ▼ソフトバンク・ペーニャ(7回に代打で今季1号)負けてしまったので。勝っていれば良かったが…。

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