サヨナラ弾の石原　興奮「感触はよく分かりません」

＜広・神＞９回無死、サヨナラ弾の石原（３１）を迎える広島ナイン

セ・リーグ 広島２―１阪神

（9月17日 マツダ）
　本拠地マツダが大歓声に揺れた。１―１の９回無死、広島の８番・石原が阪神・久保から、打った瞬間にそれと分かる左越えサヨナラ弾だ。

　チームは０９年５～６月にマークして以来の４年ぶり７連勝。お立ち台で石原は「大竹に勝ちをつけたいと打席に入った。感触はよく分かりません。入ってよかったです」

　４回には先制の適時二塁内野安打で一塁にヘッドスライディングを見せるなど、全２打点の活躍。大竹を盛り立てた。

　女房役の奮闘に右腕も応えた。同点の８回２死、清水に右中間三塁打を浴びたものの、メッセンジャーの代打・桧山を１５０キロの直球で空振り三振に斬った。

　９回を４安打１失点の完投勝利に「石原さんのミットめがけて投げるだけでした。９回まで投げられて良かったです」と勝利をかみしめた。

　４位中日が敗れたためゲーム差を５・５に広げた。初のクライマックスシリーズ進出へ広島の勢いが止まらない。