東大 連敗ストップなるか 「桑田チルドレン」出陣

[ 2013年9月14日 06:00 ]

連敗脱出を目標に制球力に磨きをかけてきた東大・辰亥

 東京六大学野球秋季リーグは14日、東大―明大、立大―慶大の2カードで神宮球場で開幕する。10年秋から56連敗中の東大は今年1月に元巨人投手の桑田真澄氏(45)を特別コーチとして招へい。春季リーグでは連敗ストップこそならなかったものの、6月の1、2年生による新人戦で早大を撃破した。辰亥由崇(たつい・よしたか)投手(2年)を中心とした「桑田チルドレン」が連敗脱出に挑む。

 桑田特別コーチの教え。それは打者にとって、最も打ちにくいとされる外角低めへの制球力である。辰亥はいう。

 「外角中心にコースを突いて打ち取りたい。確実にアウトを取っていけば勝てる」。春は6試合に登板し、0勝5敗、防御率5・33。夏の期間、週1度のペースで訪れる桑田コーチから投球練習での姿勢について教えられた。スライダー一つとっても「ストライクを取る」、追い込んで三振を奪う時には「ストライクからボールにする」。これまでブルペンで漠然と投げ込んできたが、1球1球への集中力を高めた。試合を想定しながら週に4度、計200球のペースで投げ込み、制球力に磨きをかけた。

 春の新人戦1回戦では甲子園経験者が7人も並ぶ早大を8回6安打1失点で破った。8月18日の巨人の2軍との交流戦では5回5失点も「外角低めに投げると打てない選手もいた」と手応えをつかんだ。浜田一志監督が「投手の3本柱」と評する辰亥、白砂、関の2年生トリオで挑む今秋。辰亥は「実力差を考えたら、自分たち以外のどの大学も強いのは変わらない」と連敗を止めることが容易ではないことも分かっている。それでも桑田コーチの教えを支えに投げる。

 ▼明大・中嶋啓喜主将 実力が拮抗(きっこう)していて楽な試合ははないと思う。一戦一戦、自分たちの野球をしたい。

 ▼法大・河合完治主将 春は悔しい思いをした。秋こそはと思ってやってきた。リーグ優勝、日本一を必ず果たしたい。

 ▼立大・平原庸多主将 秋は粘り強く戦っていきたい。春の明治のように、粘って粘って優勝したい。

 ▼早大・東條航主将 夏は自分たちの弱さを認めることから始まった。部員の一丸力を磨いてきた。

 ▼慶大・堀野真主将 春はこれでもかというくらい他大学に痛めつけられた。今度は倍返ししたい。

 ▼東大・黒沢俊哉主将 春は10連敗で終わった。秋は4勝が目標。まずは1勝ということを肝に銘じてやっていきたい。

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