原監督 スモール野球連発 村田バントに否定的だった中畑監督の前で

[ 2013年9月13日 06:00 ]

<巨・D>DeNAに勝利し、声援に応える巨人・原監督

セ・リーグ 巨人3-1DeNA

(9月12日 東京D)
 巨人は12日、DeNAに3―1で競り勝ち5連勝を飾った。長野久義外野手(28)や村田修一内野手(32)が好守で失点を防ぎ、7回には長野がセーフティースクイズで3点目を奪うなど、攻守に隙のない野球を披露した。阪神が敗れたため優勝マジックは7。短期決戦のクライマックスシリーズ(CS)を見据え、原巨人の強さが一発攻勢だけではないことを存分に見せつけた。

 一発勝負のトーナメントを戦っているようだった。攻守に隙のない野球で競り勝ち、マジックは7。CSに向けた短期決戦モードに突入した原監督は、まず流れを引き寄せた守りのビッグプレーを称えた。

 「長野とロペスのプレーは大きかった。長野は基本に忠実で低い球。ロペスもいい状況判断でしたね。1点を取るよりも大きかったと思います」

 大ファインプレーが生まれたのは1―1の3回だ。2死二塁からブランコの一打は右翼線寄りに飛んだ。二塁走者は俊足の石川。右翼の長野は捕球後すぐに低く送球した。「本塁は間に合わないという判断で一塁に入った。二塁走者の走力と打者走者の走力を考えて、ライトゴロの準備は打つ前からしていた」とロペス。適時打と思い込み、ゆっくり走っていたブランコより先に、送球をカットしたロペスが一塁を踏んで右ゴロが成立した。同じコンビで5月15日のロッテ戦(東京ドーム)でも右ゴロを成立させている長野は「ホセ(ロペス)がカットしてうまく判断してくれた」と感謝した。

 5回無死一塁のピンチは村田が防いだ。三嶋の投前バントに猛チャージ。マウンドの前で打球を処理して5―6―4の併殺を完成させた。「ピッチャー前は全部、セカンドにいこうと思っていた」。鉄壁の守りで追加点を防いだ。

 守りで生まれたリズムを生かし、指揮官が一気に攻勢に出たのが7回だ。無死一塁から坂本の左越え二塁打で代走に送った一塁走者の鈴木が一気に生還。さらに1死一、三塁の場面が圧巻だった。長野への初球、一塁走者の藤村が二盗。間髪入れずに2球目に長野のセーフティースクイズで3点目を奪った。「あの回はいい攻撃ができたと思う。スクイズ?もう1点どうしてもというところ。長野というバッターは何でもできる」と原監督。失敗はしたが8回無死一、二塁ではロペスにもバントのサインを出した。8日の阪神戦(甲子園)で村田に送りバントをさせた際には、DeNAの中畑監督から「私の野球ではやらない」とも言われたが、CSに向け隙のない野球の意識をナインに植え付けることを優先した。

 最短優勝は17日の中日戦(ナゴヤドーム)。順調なカウントダウンにも原監督は「同じです。変わりはありません」と気持ちの変化を否定した。だが目標の日本一連覇に向け、早くも短期決戦への予行演習をスタートさせたかのような試合だった。

 ≪今季2度目≫長野(巨)が3回にライトゴロを完成させた。今季は5月15日ロッテ戦でも完成させており2度目。シーズン2度ライトゴロを完成させたのは09年ガイエル(ヤ)が4月23日巨人戦、7月7日中日戦で記録して以来4年ぶり。今季の長野は送球で走者を刺した外野補殺がチーム最多の5度。11年6度、12年9度に続き3年連続チーム補殺王になりそうだ。

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