野村 バレとは20の1「あんな空気の中で対戦できて嬉しい」

[ 2013年9月13日 06:00 ]

<ヤ・広>3回2死一、二塁、3ランを放つ野村

セ・リーグ 広島12-6ヤクルト

(9月12日 神宮)
 広島・野村は気恥ずかしそうだった。1年目の昨季は7度チャレンジしながら到達できなかった10勝目。2年目は2度目の挑戦、しかも2被弾しても勝った。

 「思い通りの投球はできていないけど、野手の方に勝たせてもらった」

 バレンティンの56号に注目が集まった一戦。生命線とも言える制球がばらつき4四球。6回4失点に喜べないものの、緩急を使い大砲は封じた。3度対戦し初回は四球を与えたが3回は低めのスライダーで遊ゴロ、6回も97キロの低めカーブで見逃し三振に斬った。「(今後も制球には)気をつけたい。ただ、あんな空気の中で(バレンティンと)対戦できて嬉しい」。今季は1アーチこそ許しているものの、この日を含め20打数1安打。相性の良さは健在だった。

 投球以上に打撃が光った。左前打で出塁した2回に菊池の犠飛で生還すると、4―2の3回には3ランを左翼席へ運んだ。明大3年春の東大戦でも本塁打した思い出の神宮でプロ1号を放った。「あんな投球をしていたので、少しでも点を取りたいと思っていた。どこに飛んだかわからなかったけど嬉しい」。球団で投手の本塁打は09年10月5日、横浜戦(現DeNA=横浜)でルイス(レンジャーズ)が放って以来4年ぶりだった。

 2年目のジンクスを吹き飛ばす10勝目でチームも今季初となる同一カード3連戦3連勝。悲願のCSへ「残り試合はわずか。1戦1戦大事にいきたい」と右腕は気を引き締めた。

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