虎党から怒声も…阪神 甲子園で拙攻オンパレード

[ 2013年9月11日 06:00 ]

<神・中>9回2死満塁、マートン(手前)が空振り三振に倒れ、顔をしかめる和田監督(右)ら阪神ベンチ

セ・リーグ 阪神2-2中日

(9月10日 甲子園)
 本拠地という大きな、大きなアドバンテージは一体どこへ行ったのか。猛虎が甲子園で勝てない。中日を終始、押しながらも延長12回2―2の引き分け。最後まで熱戦を見守った虎党からも、ため息しか聞こえてこなかった。

 「得点圏にためるところまでは行くんだけど、どうしてもそこに立つバッターの気持ちが勝ってしまった、という打席がほとんどだった」

 和田監督が嘆いたように、この夜も拙攻のオンパレードだった。初回、2回と得点圏に走者を進めながらも、あと一本が出ない。一時は4番鳥谷の逆転2ランが右越えに飛び出したが、直後に同点に追いつかれるとまたも苦境に追い込まれた。

 特に、終盤はこれでもか!というぐらいチャンスを逃し続けた。8回は浅尾の3連続四球で1死満塁としながら、代打・桧山が空振り三振。さらに代打の坂も初球を打ち上げる遊邪飛で、1点を奪えなかった。

 9回には2死走者なしから俊介、西岡が連打。鳥谷が四球でまたも満塁と攻め立てたが、マートンが空振り三振を喫した。延長に入っても10回に1死一、二塁から藤井彰が二ゴロ併殺。最終12回も1死一、二塁で狩野が遊ゴロ併殺でゲームセット。しびれを切らしたスタンドのファンからは怒声も飛んだ。

 守りでも、地の利を生かせない。8回には森野のゴロを、二塁・上本が失策。10回にはクラークの飛球を三塁・西岡がポロリ…。浜風とは逆の、左から右へ吹く風に目測を誤った。11回も一塁・新井が高橋周のライナーをさばけず(一塁強襲安打)、いずれも得点に結びつかなかったとはいえ、CSのような短期決戦では致命傷になりかねないプレーだった。

 甲子園で勝てない。CSファーストステージでは、2位阪神は本拠地で3位チームを迎え撃つ。本来なら地の利があるはずが、今季に限ってはこの日の引き分けを入れて24勝24敗2分けの五分。目下、5カード連続の負け越し中だ。

 この日勝った巨人とはさらに広がって10・5差。現実的には10月12日から始まるファーストSに目を向けなければならない時期だが、こんな数字を見せられてはその最初の突破すら不安に覚えてくる。

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