原監督 785勝 名将、森祇晶氏に並んだ「光栄に思います」

[ 2013年9月11日 06:00 ]

<巨・D>ロペス(中央)とハイタッチする原監督と内海

セ・リーグ 巨人2-1DeNA

(9月10日 H新潟)
 試合の流れを引き寄せる一打だった。同点の7回1死。巨人・高橋由がこの日2安打目となる左前打で出塁。原監督と並ぶ通算1675本目の安打は、貴重な勝ち越し点の起点となった。

 「16年もやらせてもらって、積み重ねられた数字。うれしいですね。これから一本でも多く打てるチャンスがある限り、頑張りたいと思います」

 わずか4安打で2―1の僅差の勝利。そのうちの2安打を放ったのが高橋由だった。阿部の右越え31号ソロで先制した4回の2打席目で左翼線二塁打。そして7回、再び逆方向へ持ち味の柔らかなバットさばきで打ち返し、原監督に並んだ。

 「そうですか。通過点だと思いますね」と称えた指揮官。高橋由のプロ人生で大きな決断の裏に原監督の思いがあった。腰を痛め手術に踏み切るか悩んでいた09年。開幕から8月まで2軍暮らしが続いた。状態が悪いことを知りながら原監督は1軍に上げた。8月28日の阪神戦(甲子園)で9回に代打で登場し見逃し三振。高橋由はその打席で腰の手術を決断し、首脳陣に伝え翌29日に出場選手を外れた。同年の試合出場はこの1打席のみ。「原監督は本人には何も言わなかったが、決断させるための1打席だった」と当時を知るチーム関係者は、無言の後押しだったと明かした。

 リハビリを経て復活し今季16年目を迎えたベテランの一打を契機に、タクトもさえた。7回2死一塁から高橋由の代走・鈴木が二盗に成功。ロペスの左翼線二塁打で勝ち越した。高橋由に並ばれた原監督は、巨人OBでもある森祇晶氏に並ぶ歴代15位の監督通算785勝目に到達。「森さんに並べたというのは光栄に思います」。2人の積み上げた数字が今季最多の貯金32をもたらし、優勝マジックは11となった。

 ≪今季80勝以上なら≫原監督(巨)が監督通算785勝目。森監督(西)と並ぶ歴代15位タイに浮上した。巨人は今季74勝目を挙げたが、原監督は02年86勝、07年80勝、09年89勝、12年86勝と過去5度シーズン80勝以上をマーク。今季もクリアすると鶴岡監督(南海)9度、水原監督(巨、東映)7度に次ぎ、三原監督(巨、西鉄、大洋)6度と並ぶ歴代3位タイになる。

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