藤浪 甲子園の「不敗神話」14連勝でストップ

[ 2013年9月8日 06:00 ]

<神・巨>5回表1死二塁、長野(7)に2点本塁打を浴びて肩を落とす藤浪

セ・リーグ 阪神1-4巨人

(9月7日 甲子園)
 阪神の藤浪が初の1試合2被本塁打で7回まで4失点。ついに「不敗神話」が終わった。大阪桐蔭時代に春夏連覇しプロでも無傷の5勝で14連勝中だった甲子園。「聖地」で初黒星を喫した右腕は「(不敗は)気にしてなかった。負けは良くないけれど甲子園で負けたからどうというのはない」と言葉とは裏腹に表情はぶぜんとしていた。

 4回、先頭の阿部への死球から崩れた。続く村田を追い込みながら、「失投です」とカットボールが内へ甘く入り、逆転2ランを浴びた。5回には長野に「打たれた感覚はない」と言うものの、直球を右翼ポール際に運ばれた。「ボールが全体的に高く、あまり調子は良くなかった」。6回以降はワインドアップからセットポジションに変更して、立ち直っただけに、2発が悔やまれた。「敗北」を知らなかったマウンドで、藤浪が初めてその味を知った。

 ▼阪神・中西投手コーチ(藤浪について)6回あたりから持ち直したけど、本調子に比べると、だいぶ良くなかった。

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2013年9月8日のニュース