ヤクルト藤本今季限り 悩まされ続けた腰痛回復せず

[ 2013年9月8日 06:00 ]

今季限りで現役を引退することがわかったヤクルトの藤本

 ヤクルトの藤本敦士内野手(35)が今季限りで現役を引退することが7日、分かった。同選手は00年にドラフト7位で阪神に入団。03年には遊撃のレギュラーとして18年ぶりのリーグ優勝に貢献した。09年オフにヤクルトにFA移籍。しかし移籍後は腰椎椎間板ヘルニアに悩まされ、今季も腰痛が完治せずにここまで1軍出場はなく、13年間のプロ野球人生にピリオドを打つことを決断。球団側には9月に入って「もうやり抜いた」と引退の意向を伝え、球団側も了承。近日中に正式発表される。

 亜大時代に腰椎の椎間板ヘルニアを発症して一時は野球をやめることを決意。それでも野球への情熱を捨てきれず、過酷なリハビリに耐えてプロ入りしたが、最後も再び腰痛に苦しんだ。10年に手術に踏み切ったが、症状は劇的には改善されず、今年に入って週に1回は痛み止めの注射を打って練習を継続していた。

 初先発した1年目の01年4月17日の横浜戦(鹿児島)で初打席初安打。04年には日本代表メンバーとしてアテネ五輪に出場して本塁打も記録するなど、1メートル74と小兵ながら記憶に残る選手だった。背番号9を背負いグラウンドを駆け回る姿に阪神ファンからは「モンキーナイン」の愛称で親しまれた藤本が、完全燃焼してユニホームを脱ぐ。

 ◆藤本 敦士(ふじもと・あつし)1977年(昭52)10月4日、兵庫県明石市生まれの35歳。育英では3年時に主将としてセンバツ出場。亜大(中退)、甲賀総合科学専門学校、社会人野球デュプロを経て00年ドラフト7位で阪神に入団。03年には打率.301をマークし、リーグ優勝に貢献。04年アテネ五輪日本代表。09年オフにFAでヤクルトに移籍。1メートル74、72キロ。右投げ左打ち。

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