上原“完全”27人連続斬りも感想は「特にないです」

[ 2013年9月8日 06:00 ]

ヤンキース戦の9回に登板し、三者凡退に抑えチームメートとハイタッチするレッドソックス・上原

ア・リーグ レッドソックス12―8ヤンキース

(9月6日 ニューヨーク)
 ミスター・パーフェクトだ。レッドソックスの上原が、ヤンキース戦で4点リードの9回に登板。3者凡退に封じ、8月17日のヤ軍戦から登板9試合にまたがり、27人連続アウトを達成した。

 4点差でも志願の登板だった。最大5点差を終盤にひっくり返して迎えた9回にマウンドへ上がった。「点差があったので、向こうも気合が(入っていない)というのを感じたので、どんどんストライクだけとった」と2番ジーターからの好打順ながら、テンポよく投げ込み、わずか12球でゲームセット。ナインと勝利の儀式を交わした。

 27者連続アウトという抜群の安定感に、ジョン・ファレル監督は「パーフェクトゲームだな」と最大級の賛辞を贈った。CBSスポーツ(電子版)も「隠れた完全試合」との見出しで報じたが、本人は「うーん、特に(感想は)ないですね」。それでもその表情は、充実感にあふれていた。

 連続無失点投球回も27に伸び、球団記録を更新。今季のメジャーでも、キンブレル(ブレーブス)の26回1/3を抜いてトップに浮上した。登板するごとに積み重なる数字が、優勝マジックを14に減らしたチームに安心感を与えている。

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2013年9月8日のニュース