村田２ラン＆長野２ラン！巨人、藤浪に“やり返す”逆転勝ち

＜神・巨＞４回無死一塁、村田が左翼に逆転２ランを放つ

セ・リーグ 巨人４―１阪神

（9月7日 甲子園）
　やられたら、やり返す――。巨人打線が“倍返し”とばかりに阪神の先発・藤浪に２ラン２発を浴びせて逆転勝ち。甲子園ではプロ入り後７戦５勝、高校時代から１６試合無敗の藤浪に土をつけ、２位阪神とのゲーム差を９に広げた。

　先発の杉内が２回にマートンに右翼ポール際へソロ本塁打を浴びて先制を許したが、４回、先頭の阿部が死球で出塁すると、続く村田が甘く入ったカットボールを左翼席へ２４号逆転２ラン。２カ月連続で月間ＭＶＰを獲得した好調な４番の一振りで試合をひっくり返すと、５回には１死二塁から長野が右翼ポール際へ１６号２ラン。８月４日の初対戦（東京ドーム）では６回無得点に抑えられた藤浪に、きっちり“借り”を返した。

　「前回、やられていたので、そのボールを打ち返したいと思っていた。追い込まれたけど、コンパクトに打ち返すことができました」と村田は“やり返す”気持ちを強調。長野は「つなげようという気持ちでした。いい風に乗ってくれました」とコメント。

　杉内は６回まで毎回走者を背負いながら、失点はマートンの一発だけ。７回を投げて６安打１失点で１１勝目（４敗）を挙げた。