ソフトB 摂津 2年連続15勝 2位ロッテに1・5差

[ 2013年9月7日 06:00 ]

<オ・ソ>8回4安打無失点で15勝目を挙げる摂津

パ・リーグ ソフトバンク1-0オリックス

(9月6日 京セラD)
 さすが、エースだ。ソフトバンクの摂津正投手(31)は6日、オリックス戦で8回を4安打無失点。0―0の9回に4番・柳田悠岐外野手(24)の決勝8号ソロが飛び出し、15勝目を挙げた。17勝で沢村賞を受賞した昨年を5日上回るペース。パ・リーグで2年連続15勝以上は11年に記録した同じソフトバンクの和田毅(現オリオールズ)以来となった。エースが投げ、4番が打ち、2位・ロッテに1・5ゲーム差に詰め寄った。

 思わず、鉄仮面のようなクールな顔が崩れた。9回に飛び出した柳田の決勝アーチ。0―0の均衡を破る一撃にベンチで見守っていた摂津は立ち上がって喜んだ。

 「きょうは柳田さまさまです。柳田に聞いてやってください」

 一転、試合後はクールな男に戻ったが、この日も冷静沈着だった。「こういう展開では我慢が大事。それとミスしないこと」。119球を投げ、8回を4安打1死球無失点。四球や本塁打に細心の注意を払い、低めを丹念についた。

 プロ5年目。テーマは「自分超え」だ。先発に転向後も14勝→17勝と着実にステップアップ。沢村賞を獲得した昨年の15勝目を5日早く更新したが、それを裏で支えているのが投球の進化である。恋女房の細川は言う。「今年の摂津はシンカーも2種類。スライダーも2種類投げ分けている。これで一段と緩急が使えるようになった」。同じ変化球でも球速差を操り、投球の幅が広がった。

 エースとしての自覚もプライドも十分に備わっている。チームは前カードの日本ハム3連戦(東京ドーム)で、延べ21人の投手を投入していた。「それは考えてました」。疲弊気味の中継ぎ陣を少しでも休ませたい。自身もプロ2年目まで経験していたポジション。連投が続く大変さは誰よりも分かっている。

 今季初の中5日。過去5試合4勝1敗、防御率0・75のデータ通り、この日も快投を演じた。「9回も本人はいく気だったし、いったとしたらやってくれていただろう。根性、意地。オレがやらなきゃ誰がやるというのをみせてくれた」と高山投手コーチ。秋山監督も「摂津が良く投げた」と絶賛した。楽天との7・5ゲーム差は変わらないが、2位・ロッテには1・5ゲーム差まで詰め寄った。頼もしいエースがいる限り、優勝の望みを捨てない。

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