上原 自己最長タイ22戦連続無失点 投手MVPの声も

[ 2013年9月5日 06:00 ]

<レッドソックス・タイガース>9回から登板して17セーブ目を挙げ、ナポリ(右)とジャンプしてハイタッチするレッドソックス・上原

ア・リーグ レッドソックス2―1タイガース

(9月3日 ボストン)
 レッドソックスの上原浩治投手(38)が、自己最多に並ぶ22試合連続無失点を記録した。

 タイガース戦で2―1の9回に登板し、先頭打者を二飛に仕留めると、得意のスプリットで2者連続三振。わずか9球で今季17セーブ目を挙げ「普段から何も変えることなく、やるべきことをやるだけ。ゼロで終わったし、勝ったことが一番」とチームの勝利を喜んだ。

 優勝争いの重圧もこの男には関係ない。連続して21人の打者を抑えており、フアン・ニエベス投手コーチも「リーグで最強の抑え投手」と絶賛する。22試合連続無失点は日本人投手3位だが、1位で25試合の長谷川滋利(マリナーズ)に3差。自責0に限れば26試合で長谷川の25試合を抜き日本人最長である。さらに、25イニング連続無失点はレ軍のタイ記録となった。

 07年以来の地区優勝に向けて快走中。複数の地元メディアは「投手のMVPは上原」と早くも功績を称え始めた。本人は「先を見ているわけじゃない。一日、一日です」と平常心を崩さなかったが、その存在がチームに安心感を与えている。

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2013年9月5日のニュース