中畑監督 先発加賀美に非情采配、キッパリ「チームの勝利を優先」

[ 2013年9月4日 22:34 ]

<D・神>阪神に勝利し、ナインを出迎えるDeNA・中畑監督(右)は5回途中降板の先発・加賀美の頭を叩く

セ・リーグ DeNA8―3阪神

(9月4日 横浜)
 勝利投手の権利目前の5回1死、DeNA先発加賀美を中畑監督はマウンドから降ろした。後を受けた大田が阪神打線の反撃をしのいだことが勝ちにつながった。

 その場面「あえて代えました。(横浜は)大差を追い付かれることがある」と点差にかかわらず、危険な兆候が見えたことで決断に踏み切った。「悔いを残したくない」一心でなりふり構わず勝ちを取りに行った。

 その采配に応え、投手陣は6回以降を無失点に抑え、打撃陣は5、7回に追加点を奪った。キャプテンの石川も必死のダイビングキャッチを見せてチームを鼓舞した。

 指揮官は「個人の記録よりチームの勝利を優先していく」とキッパリ。5日の阪神との戦いを勝って、6日からの3位広島との3連戦に弾みをつける心づもりだ。

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