高木監督「1勝1敗1分けで」 直接対決前にお得意“タヌキ作戦”

[ 2013年9月3日 14:17 ]

 いよいよ決戦モードに入った。中日・高木守道監督(72)が2日、逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出に向け、得意の「タヌキ作戦」を発動した。

 3日からの広島との“3位争奪戦”を前に、指揮官は驚くほど脱力系だった。「1勝1敗1分けでいいやない? 巨人が負かしてくれるやろう。2勝5敗で行ってくれれば…」。広島が首位・巨人に7試合残すのに対し、自軍は3試合。2ゲーム差で追う広島との直接対決6試合を五分に戦えば、自然と相手が落ちてくるという算段だ。とはいえ8勝でチーム勝ち頭の大野を中4日で第2戦に配置。「もう他力本願だよ」のセリフは一体、どこまで本気か。

 昨年、高木監督はCSファイナルステージ前に超弱気発言を連発。言葉とは対照的に巨人に3連勝し、下克上に王手をかけた。残り25試合。作戦発動が本気度の表れだ。

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2013年9月3日のニュース