ソフトB オセゲラゲラ初登板初勝利 “アナ泣かせ”の救世主

[ 2013年9月2日 06:00 ]

<ソ・楽>お立ち台で愛娘・ロンドンちゃんからキスをプレゼントされるオセゲラ

パ・リーグ ソフトバンク4-0楽天

(9月1日 ヤフオクD)
 ゲラゲラ、笑わせた。来日初先発のソフトバンク・オセゲラが6回途中無失点の好投で初勝利。ヒーローインタビューではアナウンサーに「オゲセラ」「オメセラ」と2度、名前を間違えられたが、無名のモヒカン左腕はお立ち台で「ボクノ、ナマエハ“ゲラゲラ”デス。ヨロシク、オネガイシマス!」と日本語で話し、ファンの爆笑を誘った。

 補強期限ギリギリの7月26日に来日。直球は最速138キロながら、カーブやチェンジアップで打者のタイミングを外した。開幕前には自分と同じUCLAに復学しようという妻の夢をかなえるために、収入の多い消防士の採用試験に書類を出したことも。最終的には野球を続ける道を選択し、メキシカン・リーグで8勝(7敗)を挙げたことで注目された。「冷静に投げられた。次回はもっと長い回を投げたいね」。先発不足に泣くソフトバンクに救世主が出現した。

 ◆ポール・オセゲラ 1984年1月6日、米カリフォルニア州ラホヤ生まれの29歳。UCLAから06年ドラフト16巡目でジャイアンツに入団。メジャー経験はなく、マイナーでは通算166試合60勝44敗、防御率3・00。1メートル83、81キロ。左投げ左打ち。

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