角中「やっちゃったなー」から「ラッキー」打ち直しでダメ押し打

[ 2013年8月31日 21:55 ]

<ロ・日>お立ち台で笑顔の角中(左)とグライシンガー

パ・リーグ ロッテ7―5日本ハム

(8月31日 QVC)
 強風が舞う一戦は2位・ロッテが逃げ切り。首位・楽天とのゲーム差を「4・5」に縮めた。

 先発・グライシンガーが5回2失点にまとめ、今季5勝目。助っ人はお立ち台で「両チームにとってすごい風が吹いていて、すごい投げにくかったんですけども、低めにボールを集めてと自分に言い聞かせてマウンドで頑張りました」と“我慢の投球”を振り返った。

 「今、マリーンズはいい位置にいますんで、何とか上のイーグルスを叩いて、皆さん望んでいる優勝を勝ち取りたいと思っています」と逆転Vを見据える。

 もう1人のお立ち台は2適時打の角中。1―1同点の3回2死一、二塁から勝ち越しの中前打。この回一挙5点の口火となった。6―3と3点差に迫られた7回には、2死一塁から右中間フェンス直撃の二塁打でダメを押した。

 7回の打席は一邪飛を日本ハム・西川が落球。「甘い球を打ち損じたんで、やっちゃったなーと思っていたんですけど、ラッキーですね。嫌な雰囲気だったんで、何とか1点取れてよかったです」。8月を白星で締め「次の月が本当の勝負だと思うんで、いい弾みをつけられたと思います」と9月決戦に気合を入れ直した。

 伊東監督もグライシンガーについて「集中力が散漫になりやすい天候だったんですけれども、よく我慢して投げてくれたと思います」と評価。「一度死んだ角中がね、タイムリーを打ってくれましたんで。あの1点が大きかったですね」と7回の一打を称えていた。

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