阪神 最後の希望も崩れ落ちた…松田 サヨナラ被弾でプロ初失点

[ 2013年8月30日 08:37 ]

<巨・神>10回無死、長野にサヨナラ弾を打たれた松田は肩を落としてベンチへ引き揚げる

セ・リーグ 阪神2-3巨人

(8月29日 東京D)
 阪神の“最後の希望”までもが、巨人にのみ込まれてしまった。売り出し中の2年目右腕・松田が悪夢を見た。

 「甘く入ってしまいました。サヨナラのある場面でホームランを打たれてはいけないという意識はしていたんですが」

 決着は一瞬だった。同点で迎えた10回裏に3番手で登板。先頭の長野に投じた2球目の直球が高めに浮いたところを完ぺきに捉えられた。打球は虎党で埋まる左翼スタンドに一直線。歓喜に沸く巨人ベンチを横目に、サヨナラ弾を浴びた19歳はがっくりと肩を落としてマウンドを降りた。

 破竹の勢いも首位チームを前には、通じなかった。今3連戦を前にしてデビューから17試合連続無失点と「1軍初登板からの連続試合無失点記録」のセ・リーグ最長記録を更新中だった。向かうところ敵なし。敗戦処理から始まったポジションも残してきた結果に裏付けされるように、勝ちパターンで起用されるまでになっていた。

 この日も和田監督はじめ、首脳陣は信頼して背番号56をしびれる展開でマウンドに送った。1番・長野から始まる好打順を松田のパワーピッチで封じて攻撃に流れを持って行く-。そんな狙いはもろくも崩れ去り、連続無失点もついにストップしてしまった。

 「明日も試合があるので切り替えて頑張りたい」。試合後、松田は懸命に言葉を絞り出し前を向いた。喫したプロ初被弾の悔しさは忘れずも、積み上げてきた結果は誇っていい。ぐっと見据えた19歳の視線が敗戦の中で唯一の救いだった。

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