岩瀬 9年連続30セーブ 「永遠のキャプテン」宮本の前で…

[ 2013年8月28日 06:00 ]

<ヤ・中>中日・岩瀬(右)は谷繁とハイタッチ

セ・リーグ 中日10-8ヤクルト

(8月27日 神宮)
 球界を代表する守護神が大乱戦に終止符を打った。2点リードの9回から登板した中日・岩瀬が今季30セーブ目をマーク。自身のプロ野球記録を更新する9年連続30セーブの金字塔を打ち立てた。

 細心の注意を払った。「こういう試合展開は走者を出すと、一気にムードが壊れる」。まずは先頭の森岡をスライダーで見逃し三振に仕留めると、畠山は9球を使って一邪飛に料理。中村は遊ゴロと3者凡退で締めた。達成した快挙について問われると、左腕は「(数字は)終わってからでいいです」と苦笑いだった。

 試合前は山本昌、川上とともに今季限りでの現役引退を表明したヤクルト・宮本と談笑した。アテネ五輪をともに戦い「僕の中では永遠のキャプテン」とする存在。尊敬する先輩の前で、岩瀬は衰えない力を示した。

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