阪神 ナゴヤD初の5連勝 5年ぶり貯金17で巨人戦

[ 2013年8月26日 06:00 ]

<中・神>4回無死、阪神・新井は左越えソロホームランを放つ

セ・リーグ 阪神9―4中日

(8月26日 ナゴヤD)
 苦手は克服した。阪神は97年開場のナゴヤドームで球団初の5連勝。圧勝劇の立役者は新井だった。

 「最近2試合はお客さんみたいだったが、きょうはいいところで打ててよかった」。新井個人も同球場は大の苦手。ここまで32打数4安打、打率・125で、ここ2試合では9打数無安打だった。「お客さん」は返上した。初回の先制2点打に始まり、一挙6点を奪った2回にも右中間2点二塁打。5回には左越え15号ソロを放った。2年ぶりの5打点を稼いだ。

 特別な思いもあった。引退を表明した宮本とは08年北京五輪でともに戦い、同年に労組・日本プロ野球選手会の会長を引き継いだ。一度断ったが、大阪まで来た宮本に説得された。厚い信頼に応え、昨年まで4年間重責を全う。「本当に尊敬している先輩だし、いろいろなことを勉強させてもらった」と感謝する。

 5年ぶりの貯金17。首位・巨人も勝ち、5ゲーム差は縮まらなかったが、27日から東京ドームで直接対決する。「気合全開でいきたい」と新井。敵地では昨季1勝9敗(2分け)も、今季は6勝3敗。苦手どころか、得意にしている。

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2013年8月26日のニュース