坂本 24打席ぶり安打は3ラン 7番降格も原監督は信じていた

[ 2013年8月25日 06:00 ]

<D・巨>4回無死一、二塁、坂本が左越えに3ランを放ち、ナインから手荒い祝福を受ける

セ・リーグ 巨人8-2DeNA

(8月24日 横浜)
 最大のスランプを抜けた。巨人・坂本勇人内野手(24)が24日、DeNA戦で1点リードの4回、左越え12号3ランを放った。自己ワーストの22打席連続無安打で1番から7番に降格。6試合24打席ぶりの安打が14試合ぶりとなる復活アーチとなり、通算100号にも王手をかけた。チームも連敗を3で止めた。2位・阪神も中日に勝ち、5ゲーム差のまま。最短のマジック再点灯は、東京ドームで直接対決する27日となる。

 山なりのカーブが肩口から落ちてきた。見逃せばボールというコース。だが、得意のゾーンに坂本は自然と反応した。体に染みついている天下一品の内角打ち。長いトンネルを抜ける弾道が左翼ポール際へ舞った。1―0の4回に出た12号3ラン。心の底から笑った。

 「打てのサインを出してくれたので、結果を気にせず思い切って振りにいきました」。無死一、二塁の場面。絶不調の坂本にバントなど強攻策以外の手段もあったが、原監督はこう振り返った。「ホームランのサインを出して見事打ってくれた」。現実には本塁打のサインはないが、喜びをそう表現した。6試合、24打席ぶりの安打が値千金の一発となり、連敗を3でストップ。坂本はチームを救い、復調へのきっかけもつかんだ。

 連続打席無安打の自己ワーストを更新するスランプ。前日までの1番から、7番に下げられた。7番以下の下位打順は3年ぶりだった。09年7月28日から602試合連続出場中。「状態は最悪」とした川相ヘッドコーチは「苦しいだろうが、ケガがない限りは出なきゃいけない。それだけの位置にいる選手」と連戦が続く中で復調を求めた。

 22日のヤクルト戦(神宮)では不振で、7回の守備からベンチに下げられた。沈んでもおかしくないが、ベンチ最前列で誰よりも声を張り上げていた。左手にはグラブ。いつでも外野や交代選手のキャッチボールの相手を務められるようにだ。「心だけは折れないようにやっていきます」。暗さは見せず、常に最善を尽くした。そんな姿勢を原監督も見てきた。「坂本という選手はチームに献身的な選手。自分のことのようにチームメートも喜んでいた」。だから復調を信じ、打たせた。

 「この1本をきっかけに上げていきたい」と坂本。3連敗を止めたこと以上に大きい、背番号6の復活への一振りだった。

 ≪100号王手≫坂本(巨)が24打席ぶりの安打となる12号3ラン。11年5月の19打席無安打を更新する自己ワーストにピリオドを打った。先発7番での出場は09年5月5日横浜戦以来4年ぶりで、本塁打も同日に打って以来だ。これで通算本塁打は99本となり、100本塁打にあと1本。坂本のカード別本塁打は(交は交流戦)
D27 ヤ16 中13 広13 神11 交19 計99
 DeNA戦は最多の27本。25日の試合で一気に大台に乗せるか。

 ≪27日にもM再点灯≫巨人のマジックは消えたままだが、早ければ27日にも再点灯の可能性がある。条件は巨人が25日のDeNA戦、27日阪神戦に連勝、阪神が25日の中日戦に敗れるとM25が出る。

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