ソフトB 柳田 “ラッキー6”V7号 4位転落危機救った

[ 2013年8月25日 06:00 ]

<西・ソ>ハリーホーク(左)と一緒にガッツポーズをする柳田

パ・リーグ ソフトバンク7―3西武

(8月24日 西武D)
 6回の鷹だ――。ソフトバンクは24日、西武戦で同点の6回に「6番・DH」の柳田悠岐外野手(24)がバックスクリーン左へ勝ち越しの7号ソロ。さらに中村晃外野手(23)も2点打を放った。これで4位・西武に4連勝。その4試合では打線が40得点と爆発し、特に6回は相性がよく18得点をマークしている。首位・楽天との差は6・5差ゲームのままだが、2位・ロッテに2ゲーム差と迫った。

 西武ドームの6回には何かが起こる。13日からの西武3連戦では打線が33点を奪い取った。そのうち6回には15点を挙げている。そんな「ラッキー6」にまたも大爆発した。

 口火を切ったのは、大砲候補の柳田だ。先頭で打席に立つと牧田が投じた1ボールから96キロのカーブをフルスイング。打球は大きな弧を描き、バックスクリーン左で弾んだ。「バットの先。でも、入ると思った。摂津さんの投げる試合では負けられない」。笑みがこぼれた。

 右肩はユニホームを着るときですら痛む。守備に就けず、DHでの出場が精いっぱいだ。だが、そんな時間を有効に使っている。この日もベンチ裏で配球をチェック、ミラールームで素振りを繰り返し、イメージを植え付けた。

 「その前の2打席とも自分らしくないスイングだったので、とにかく思い切っていこうと。2度、同じカーブで打ち取られていたので、カーブもあるかなと思っていた。打てて最高ッス」

 この日でチームは109試合を消化。西武との激しい3位争いを繰り広げている中で、落とせない試合が続く。5回無死一、二塁の場面では4番・松田に送りバントのサインを出すなど、首脳陣もなりふり構っていられない。それだけに、秋山監督も「いいホームランだった」と価値ある一発を褒めた。

 これを号砲に打線がつながった。「みんな調子いいのできっかけがあれば大量点を取れる」と柳田。その後も1死二、三塁とチャンスをつくり、中村が2番手・涌井のチェンジアップを左前にはじき返し2点を加えた。

 リードオフマンとして定着したが、最近は相手投手のしつような内角攻めに打撃を崩しかけていた。23日の大宮での練習では秋山監督からポイントが遅くなっているとアドバイスを受けた。「自分でも分かっていたので、ポイントを早くするためにどうしたらいいか考えた」。実に2点適時打は16打席ぶりヒット。すると8回にも「いいポイントで打てました」右翼線二塁打しチャンスメークした。

 連敗は止めた。負ければ4位に転落する危機を脱したが、首位・楽天とは6・5ゲーム差のままだ。さらに上を目指す指揮官は「取れるところで点を取らないと。きょうもまだ取らないといけない」と、どこまでも貪欲だった。

 摂津は6回にも一発を浴びたが、7回3失点で13勝目。チームは連敗を2で止めた。

 ▼ソフトバンク・摂津(7回3失点で13勝目)野手がたくさん点を取ってくれたことに感謝。勝って良かった。

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