桐光・松井 カットボール解禁 高校日本代表合宿で試運転

[ 2013年8月25日 06:00 ]

ブルペンで投げ込む桐光学園・松井

 第26回IBAF18Uワールドカップ(30日~9月8日、台湾)に参加する高校日本代表の国内合宿が24日、大阪府枚方市内でスタートした。昨夏の甲子園で1試合22奪三振の大会記録を樹立した桐光学園のプロ注目左腕・松井裕樹投手(3年)は、ブルペンで34球の投球練習。木製バットを使用する国際大会に合わせて新球のカットボールを解禁するなど、世界一へ向け、大黒柱としてフル回転する。

 野球人生初の日の丸を背負った松井が、ブルペンに向かった。森友(大阪桐蔭)との今秋ドラフト1位候補同士の初バッテリー。ノーワインドアップから、感触を確かめるように34球を投じた。「(代表入りは)凄いうれしい。森はキャッチングがうまかった。気持ち良かったです」

 高校最後の夏は神奈川大会準々決勝で横浜に敗れ、甲子園出場はならなかった。それでも、日本代表のエースとしての期待がかかる。森友は「真っすぐは速いし、スライダーの切れもやっぱり凄い」と絶賛するほどの投球を見せた。捕手が若月(花咲徳栄)に代わった直後には「カット行きます」と、これまで投げていなかった新球を2球投じた。いずれもワンバウンドとなったが、若月は「決まり出すと打てない」と目を丸くした。

 松井の代名詞は縦に鋭く落ちるスライダー。春先からはチェンジアップを本格的に投げ始めて投球の幅を広げたが、今度はカットボールの封印を解いた。国際大会は金属ではなく木製バットを使用する。手元で小さく鋭く変化する球種。バットの芯を外すことができれば、詰まらせてゴロを打たせたり、バットをへし折ることもできる。そのための新たな引き出しだ。「興味本位で投げ始めた。様子を見て使いたい」と神奈川大会で敗れてから取り組んできた。悔しさから甲子園の中継はほとんど見ず、22日には後輩相手にシート打撃に登板し、合宿に照準を合わせてきた。

 進路については「(大会が)終わってから」と帰国後に野呂雅之監督と話し合うが、プロ志望は強く、将来的にカットボールを覚えることはプラスとなることは間違いない。「(目標は)優勝すること。自分の力を出せれば」。決意の丸刈り頭で日本代表を世界一に導く。

 ▽昨年の18U世界野球選手権 韓国で行われ、日本は藤浪(大阪桐蔭・現阪神)、大谷(花巻東・現日本ハム)らが投手陣の柱として奮闘。1次ラウンドは4勝1敗と順調だった。しかし、続く2次ラウンドは、韓国に勝ったものの、米国とコロンビアに敗戦。決勝進出を逃して5位・6位決定戦に回った。韓国と再戦したが、0―3で零敗を喫し、6位で大会を終えた。

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