キラが小川討ち！今季初の同一カード３連勝へ「気負わないように」

＜広・ヤ＞１回裏１死、三塁、キラは右中間に１１号２ランを放つ

セ・リーグ 広島９―２ヤクルト

（8月24日 マツダ）
　今季５戦５敗のヤクルト・小川に初めて土をつけたのは広島４番・キラのバットだった。

　初回、１―１の同点として、なお１死三塁。１ボール１ストライクからの３球目、外角低めのスライダーに食らいつき、右中間スタンド最前列に運ぶ勝ち越しの１１号２ラン。これが決勝アーチになった。

　「とにかく塁にいたランナーを還そうと思っていたので、あまり力まないように、自分のできることをしっかりしようと、そういう気持ちで打席に入りました」

　３回には２死から左前打。この回３点の口火を切り、天敵ルーキーのＫＯにつなげた。

　これで４カード連続の勝ち越し。４位・中日が敗れたため、ＣＳ進出へのゲーム差を「３・５」に広げた。

　「チームも非常にいい雰囲気で、いい野球をやっています。３連戦、必ず勝ち越しているのは、みんなのいいモチベーションになっています。これからもいい野球を続けていきたいと思います」

　今季、同一カード３連戦３連勝はまだない。「あまり気負わないように、自分たちの野球をやって勝ちたいと思います」と雨中の一戦を見守ったファンに白星を誓った。