平田　守備で“誤審”誘い３点＆打って１２号ソロも空砲

＜中・神＞３回、マートンの打球はジャンプする右翼・平田の頭上を襲った。フェンスには打球の当たったあとが見えるが…判定はアウト

セ・リーグ 中日２－７阪神

（8月23日 ナゴヤＤ）
　中日・平田の「３ラン」の活躍も、白星は呼べなかった。３回２死一、二塁の守備ではマートンの右翼フェンスに跳ね返ったように見えた打球を巧みにキャッチし、一塁塁審・名幸審判の“誤審”を誘発。

　２者の生還を阻止して和田監督を退場に追い込むと、４回の第２打席ではミスジャッジしようのない豪快な１２号ソロを左翼席中段に放り込んだ。

　「（捕球は）いっぱいいっぱいのプレーやったから、わからなかった。でも審判がアウトとジャッジしていたんで」

　１２本塁打はプロ８年目で最多。ただ、空砲となっただけに「自分自身は上り調子なので、あしたは勝ちたい」と表情を引き締めた。５回以降は、逆に阪神有利にも見えた判定にも苦しめられ、６回に先発・大野が炎上して逆転負け。平田の攻守に渡る活躍もむなしく、後味の悪さが残る敗戦となった。

　▼中日・高木監督（３回の判定に）わかりません。みなさんの方がよう知っとるんやないの。テレビ見とりゃ。

　▼中日・大野（６回に突然乱れ８敗目）しっかり反省して、調整して次の試合で頑張りたい。