松坂、２４日のタイガース戦に先発！メッツが獲得＆先発起用発表

メッツとメジャー契約で合意した松坂

　インディアンスからＦＡとなり、メッツとメジャー契約で合意した松坂大輔投手（３２）が２３日（日本時間２４日）のタイガース戦に先発することになった。メッツが２２日（同２３日）に松坂獲得と同戦への先発起用を発表した。背番号は「１６」。松坂のメジャーでの登板はレッドソックスに在籍していた昨年１０月３日のヤンキース戦以来となる。

　メッツは今季途中からローテーションに入っていたヘフナーが右肘痛で離脱し、腱移植手術を受ける可能性がある。代役のメヒアも右肘痛で故障者リスト（ＤＬ）入り。現在の先発陣は全員が２０代で、将来を考えて酷使したくない事情もあり、松坂にオファーを出した。メジャーでの先発機会を求めてインディアンスを退団した松坂にとっては願ってもない環境といえる。

　メッツは２１日現在で５８勝６７敗でナ・リーグ東地区で３位。首位ブレーブスから１８・５ゲーム差をつけられ、プレーオフ進出も絶望的だが、松坂にとっては将来を左右する大切な１カ月となる。来季の先発要員として確定しているのはハービー、ジー、ウィーラーの３人だけ。結果を残せば、メッツとの契約延長の可能性も生まれる。オフに他球団と交渉を進めるとしても、メジャーでの投球内容は大きな判断材料となる。

　メッツには過去１２人の日本選手が在籍。テリー・コリンズ監督は、オリックスで指揮を執った経験もあり、受け入れ態勢は万全だ。松坂は米７年目で初のナ・リーグ在籍。ＤＨ制はないため、打席にも立つことになる。