ロッテ ついに2.5差!井口だ鈴木だ1イニング満弾2発

[ 2013年8月23日 06:00 ]

<ロ・西>3回2死満塁、左越えの満塁本塁打を放った鈴木(左から3人目)を出迎えるロッテナイン

パ・リーグ ロッテ18-1西武

(8月22日 QVC)
 待ってろ、マー君!ロッテは22日、西武戦の3回、井口資仁内野手(38)と鈴木大地内野手(24)がそろってグランドスラムを放ち、プロ野球史上5度目となる1イニング2満塁本塁打を記録した。井口は通算12本目で歴代7位タイ、鈴木はプロ入り初めてだった。チームも今季両リーグ最多の18得点で大勝し、首位・楽天とのゲーム差を2・5まで縮めた。23日からは敵地で首位攻防戦。初戦に先発する開幕17連勝中のエース田中を今度こそ止める。

 この花火はでかい。しかも、2発上がった。井口と鈴木の師弟コンビ。1発目は師匠だ。3回1死満塁から大石の142キロ直球を左翼席に運ぶ。歴代7位タイの通算12本目の満塁弾となった。

 「完璧。次につなぐ気持ちが最高の結果になった」。弟子も続いた。この回、再び2死満塁。大石の141キロ直球を逆方向に打ち返し、左翼ポール際へプロ入り初のグランドスラムだ。「満塁弾は人生初なので、ビックリしている。逆方向の本塁打も初めてなので、うれしい」と喜色満面だ。

 1イニング2本の満塁本塁打は球団史上初。プロ野球史上でもわずか5度目の快挙だ。井口は38歳。負担を減らして打撃に専念するため、今年二塁から一塁にコンバートされた。その二塁を受け継いだのが24歳の鈴木だ。3月7日の阪神とのオープン戦。甲子園のベンチで井口は後ろに座っていた鈴木に声をかけた。「前に来い。俺の横に座って試合を見ながら声を出すんだ」。それから、井口の右隣は鈴木の指定席。現在は遊撃を守っているが「守備や打撃のことでいろいろと勉強させてもらっている」と感謝する。

 23日から楽天との首位攻防3連戦(Kスタ宮城)。初戦は開幕17連勝中の田中が相手だ。今季2戦2敗。前回対戦した7月26日に井口は6回にソロを放ち、日米通算2000安打を達成した。鈴木も田中から2回にソロ。しかし、9回に逆転サヨナラ負けを喫した。初の師弟アベック弾は黒星。その悔しさは忘れない。「いかにマー君から多く点を取るか」。井口が言えば、鈴木も本拠地のファンに「必ず1位になって帰って来ます」と力強く言った。

 6カード連続勝ち越しで2・5ゲーム差。3連勝なら首位奪回だ。今季最多の18安打18得点で大勝した伊東監督は自信を深めた。「エースに土をつければダメージも大きい。前回のようなことにならないと思うよ」。師弟コンビの満塁アベック弾。勢いは完全に上だ。

 ≪球団史上初≫ロッテは3回に井口、鈴木が満塁本塁打。チーム1イニング2本の満塁本塁打は、10年6月20日に日本ハムがオリックス戦でマークして以来5度目。ロッテでは毎日時代の56年9月23日東映戦で3回葛城、8回鈴木正がゲーム2本を記録したが、1イニング2本は球団史上初めてだ。また、井口の満塁本塁打は通算12本目で、野村克也(西)らと並び歴代7位タイ。大リーグでの2本を合わせると日米通算14本目になる。満塁本塁打のプロ野球最多は王貞治(巨)の15本。

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