バレ 年間62本ペースの連発46号 元同僚イチローに刺激

[ 2013年8月23日 06:00 ]

<ヤ・巨>ライトスタンドのヤクルトファンを背にガッツポーズをするバレンティン

セ・リーグ ヤクルト8-3巨人

(8月22日 神宮)
 球団新記録どころの騒ぎではない。45号、46号。2試合連続のマルチ本塁打でいとも簡単に球団記録を塗り替えたヤクルトのバレンティンは興奮気味だ。

 「信じられない。スワローズの歴史に名を残せて光栄。この2日間は打てるボールを打ち損じなかったのがラッキーだった」。5回、沢村が投じた内角低めの145キロ直球をゴルフスイングのように下からすくい上げ、左中間中段席まで運んだ。7回には青木の105キロカーブを呼び込んだ。打球はVTRのように左中間中段席へと消えた。

 「日本では捕手が配球を決める」。来日3年目の助っ人は捕手の配球の傾向を分析する。試合前、山口スコアラーに「きょうは勝負してこないかも」と言われた。すぐに返答した。「いや、阿部だから勝負してくる」。やり返そうとする阿部の性格を分かっていた。1打席目は内角直球に詰まって二飛。だが2、3打席目も内角直球を狙い打ち、左前打と本塁打。2本目は緩急をつけたカーブを狙い打った。同スコアラーは「内角の直球と外角の変化球の2つに絞っているのが大きい」と量産の要因を分析する。

 07~09年までマリナーズ時代の同僚だったイチローが日米通算4000安打を達成。メジャーの中では細身ながら練習では柵越えを連発する姿が今でも目に焼き付いている。「バットスピードが速いし、細いけどパワーを秘めていた」。日米で活躍の場こそ違えど、刺激を受けて自身も偉大な記録に向かっている。

 年間62本ペース。55本の日本記録まで残り37試合であと9本とカウントダウンに入った。「一打席一打席、集中力を切らさずにいきたい」。もう、誰にも止められない。

 ≪2本塁打以上今季9度目は球団新≫バレンティン(ヤ)が45、46号。99年ペタジーニ、04年岩村の44本を上回るシーズン最多本塁打の球団新記録になった。また、今季の1試合2本塁打以上は前日の巨人戦に続き2試合連続9度目。こちらも77年マニエルの8度を抜く球団新記録。なお、2リーグ制後、巨人戦で2試合連続2本塁打以上は86年8月9、10日に広沢(ヤ)がマークしたのに次ぎ27年ぶり2人目。

 ▼ヤクルト・石川(7回1/3を3失点で4勝目)序盤に粘れたのがよかった。

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