大阪桐蔭連覇消えた　森友「出し切ったが力の差が出た」

＜明徳義塾・大阪桐蔭＞グラウンドに一礼する森友（左手前）ら大阪桐蔭ナイン

第９５回全国高校野球選手権大会３回戦　 大阪桐蔭１―５明徳義塾

（8月17日 甲子園）
　史上７校目の夏連覇はならなかった。４度目の甲子園で出場試合初敗戦となった大阪桐蔭の森友哉主将は「全て出し切ったが、力の差が出た」と言うしかなかった。

　初回、先頭の峯本のランニング本塁打で先制後、単打で出て二盗した森友哉だったが「２点取れれば葛川が楽になる」と自身の判断で三盗も試みて失敗。さらに２回１死二、三塁の守備では「ここで抑えれば流れが来る」と三走を刺そうとしたけん制球が高く外れ、森友は甲子園初失策で同点のホームを許した。打撃でも２安打はしたが、打点を挙げることはできなかった。

　自身が右ふくらはぎの負傷で欠場して３回戦敗退（対県岐阜商）した今春センバツに続き、夏も優勝旗を取り戻せなかった。甲子園通算５５打数２６安打、打率・４７３、５本塁打。プロ注目の強打者は「特に必要はない」と思い出に浸ることなく、甲子園の土も持って帰らなかった。

　▼阪神・藤浪（大阪桐蔭ＯＢ、１３年卒、アルプス席から声援）アルプス観戦は中学生以来ですかね。選手は最後までやり通したし、お疲れさまという気持ちです。引退する３年生は、次のステージで頑張ってほしい。