ライアン小川70日ぶり黒星 自身の連勝7でストップ

[ 2013年8月18日 06:00 ]

<神・ヤ>4回のピンチに小川(左から2人目)のもとに集まるヤクルトナイン

セ・リーグ ヤクルト0-1阪神

(8月17日 京セラD)
 狙い通りに投じた一球。しかし、その一球が勝敗を分けた。初回2死二塁。ヤクルトの小川はマートンを2ストライクと追い込み、捕手の中村の高めのつり球のサインにうなずいた。その要求通りに投げた143キロ直球を右翼へはじき返され、決勝点を奪われた。

 「ボール球だったけど、あそこに運ばれたのは力不足。もう少し力を入れるとか、バットに当たらないところに投げるという工夫が必要だった」

 打っては3回にチーム初安打となる左翼線二塁打を放ち、投げても7回4安打1失点と好投したが、打線の援護なく6月8日の日本ハム戦(神宮)以来、70日ぶりの今季3敗目。セ・リーグで唯一黒星をつけられていた阪神相手に再び土をつけられ、自身の連勝も7でストップした。

 前回登板の10日のDeNA戦(秋田)でも2―0の9回2死一塁からブランコに同点2ランを浴びた右腕は「また勝ちきれなかった」と再び一球の怖さを痛感した様子。ナイターはここまで9勝0敗だったが、13試合目でついに初黒星を喫した。「最低限の仕事はできた。切り替えて自分の投球をしていきたい」。この苦い経験を、必ず次戦に生かす。

続きを表示

2013年8月18日のニュース