鶴「全力で行った」1141日ぶりの先発勝利、指揮官「申し分ない」

[ 2013年8月17日 21:33 ]

<神・ヤ>お立ち台で福原(左)とポーズをとる鶴

セ・リーグ 阪神1―0ヤクルト

(8月17日 京セラD)
 6月3日以来のマウンドを今季初先発で迎えた阪神の鶴が最高のパフォーマンスを見せた。初回を3者凡退で滑り出すと、低めにボールを集めてヤクルト打線をほんろう、連打を許すことなく7回を4安打無失点に抑える快投だった。

 10年7月3日の巨人戦以来、1141日ぶりの先発勝利にお立ち台では「全力で行こうと思った。持ち味を出そうと思って投げることが出来た。7イニング抑えられてよかった」と、こん身の96球を振り返った。和田監督も「申し分ない。緩急つけて丁寧に投げていた。期待通り」と称えていた。

 「コーチ、監督に付きっ切りで見てもらった」と2カ月半のファーム生活を振り返り、この間貢献できなかった分を残りのシーズンで返していくつもりだ。

 最少得点差の最後を締めた福原も「何とか守ってウイニングボールをスタンドに投げたかった」と、言いながらも最後のボールはしっかり鶴に渡した。「(リリーフ陣は)年寄りばっかりですけど頑張っているので応援してください」とスタンドを沸かせた。

 完璧な投手リレーを見せた阪神投手陣、巨人追撃へ鶴は「絶対優勝したい。貢献したい」と語り、福原は「(巨人を)追い抜きたい」と力強かった。マジックは出ているが、勝ち続けることで首位にプレッシャーをかけていく。

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